ウイルスと唇を気にする女性

トリコモナス膣炎の症状や原因、治療について

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫が感染することによって炎症を引き起こす性感染症です。
トリコモナス原虫が膣内の健康を保つ働きをしている常在菌を弱らせてしまい、環境を変化させてしまうことで炎症症状があらわれるようになります。
つまり、トリコモナス膣炎の原因はトリコモナス原虫です。
トリコモナス原虫を殺虫することで治療を行うことが一般的です。

トリコモナス原虫は男性にも感染する性感染症ですが、圧倒的に女性の方が症状がはっきりと強く出ることが特徴です。
代表的な症状としては、感染すると性器に違和感を感じたりオリモノに異常がみられたりといった症状が出ます。
ただし、自覚症状が無いことも多いことに注意が必要です。
20%~50%程度の女性に自覚症状があらわれないと考えられています。

症状がある場合、特徴的なおりものが出るようになります。
おりものの悪臭が強くなり、泡状のおりものが出るようになります。
色は褐色又は黄緑色、白く濁ったおりものが出ます。
おりもの量そのものも増加する傾向があります。

トリコモナス症の主な感染経路は性行為です。
ただし、他の性感染症とは異なり、トリコモナス原虫は性行為がなくとも感染する可能性があります。
トリコモナス原虫は水分のあるところであれば一定期間生存することができることから、感染者が使ったタオル、浴槽の椅子などを使用すると感染する場合もあります。

トリコモナス原虫が原因でることから、その原因を取り除くことが治療となります。
女性の場合自然治癒はほとんど望めないことから、一刻もはやく治療を開始する必要があります。
できるだけ早く治療を行わないと不妊や早産・流産の可能性もあるため注意が必要です。
治療には口から服用する経口剤が用いられますが、症状がひどい場合には膣に直接薬剤を挿入して治療する場合もあります。
薬の服用によって症状が改善されても、トリコモナス原虫がまだ膣内に存在する可能性があることから、決められた服用期間をきちんと守ることが大切です。

エンペシド膣錠の正しい使い方について

エンペシド膣錠は、水分によってすみやかに発泡しながら崩壊する錠剤です。
発泡剤であることから、膣内に有効成分が効果的に広がり、薬剤の効果が効率的に広がります。
油脂性の成分が使用されていないことから、夏場でも溶けにくいことが特徴です。
膣内の水分によって発泡しながらクロトリマゾールという成分が行きわたり、膣内を殺菌する作用があります。

成人であれば1日1回、一錠を膣深部に挿入することで使用します。6日間毎日続けて使用することが大切です。
膣錠であるため、経口摂取ではなく、膣深部に挿入することによって使用します。
用法用量を守って正しい使い方をすることが重要となります。
途中で症状が消えても継続して6日間使用します。
ただし、3日間使用しても症状が改善されないような場合、6日間使用しても症状が消失しない場合には、医師に相談し適切な治療を受けるようにする必要があります。
エンペシド膣錠はできれば就寝前に使用すると良いです。
膣の中で液状となることから、動いていると外に成分が漏れてしまう可能性があります。

エンペシド膣錠は妊娠中は使うことができないため注意が必要です。
エンペシド膣錠に含まれている有効成分が妊婦に対して安全性が未確立であることから妊娠中にはエンペシド膣錠を使うことはできません。
また、妊娠中だけではなく、生理中にも使うことはできません。
生理中は衛生上よくないため、挿入しても薬剤が血液とともに流れてしまうからです。
生理中はエンペシド膣錠の効果を十分に得られない可能性があることからエンペシド膣錠の使用を控える必要があります。
誤った使い方をすると副作用や思いもよらない事故が生じる可能性もあるため十分注意が必要です。